地域SNS全国フォーラムin佐賀を終えて

もっと早く、このエントリーをあげるべきだったけど、1週間、間があいてしまいました。
もうお気づきかと思いますが、実はこのブログのエンジン「wordpress」の調子が思わしくなくて、丸ごとwordpressを入れ替えるという作業を行っていました。投稿が保存の段階でとんでしまったり、タグクラウドの日本語タグが効かなかったり・・・。何とか、のせ変えては見たものの、記事IDが全て変ってしまうという事態に見舞われ、リンクの多い主なエントリだけリダイレクトを書いて急場をしのごうかなどと悩んでいるところです。

という長い言い訳は置いといて、
10月17日、18日、この一つ前のエントリでも紹介した、第3回地域SNS全国フォーラムin佐賀が、無事終了しました。今回私は、完全に裏方で、自分で設定したパネルセッションを、どれもまともに聞くことができませんでしたので、記録VTRでぼちぼち復習をしているといったところです。

それにしても、手前味噌にはなってしまうのですが、「地域SNS」というキーワードで括られる一種のムーブメントに、アンチテーゼを投げかけるという意味では、有意義なフォーラムになったのではないかと感じています。特にメーンセッションでは、ウェブサービスに精通してはいるけど、地域SNSとは必ずしも近い位置にいない3人が地域SNSを俯瞰的に見ること、を主題として掲げており、これをパネラーが見事に果たしてくれました。何事もそうですが、スタート地点の問題提起は重要なポイントなので、このメーンセッションの中身が、2日間にいい影響を与えてくれたと思います。

本当は、ここでレポートしたいところだけど、まだ復習途中なので、皆さんのレポートをご参照いただければと思います。

最後に、今回の私なりの成果を一つ記しておきます。
それは、地域メディア(既存メディアという意味ではなく、情報の媒介としての広義での・・・)の再編が起こっていることを、改めて実感したことです。フォーラムに全国各地から集まった皆さんは、自治体、NPO、企業、個人、学生、研究者、そして新聞社やテレビ局の人たち。「地域SNS」をトリガーに佐賀に集まり、そこで、人と人のコミュニケーション、人と情報のつながりについて論議しているわけです。

ここに、ユーザーに起点を置いた、新たな「地域メディア」の胎動を感じずにはいられません。それがSNSでなければならない理由は、正直、私にはまだ見出せていないのですが、「コミュニケーション」をベースにしたメディアが、地方で求められ始めていることは確信できました。また、それが、これまでメディアと呼ばれていた団体、企業とは全く別の枠組みから生まれ、育ち始めているということも特記しておくべきかもしれません。