エチオピアに通っている話 その1

活動報告

2024年、ひょんなきっかけから人生初のアフリカに旅する機会をいただきました。Facebookはじめ、あちこちのSNSではエチオピアに通い続けていることはかなり書いているので、こいつまたエチオピア話か、と呆れられるかもしれませんが、やはり自分のブログにも書き残しておかねばと。

エチオピアに行こう!

総務省では「安全性・信頼性を確保したデジタルインフラの海外展開支援事業」という事業を行っていて、その一環に「地方枠」というカテゴリがあります。これは、地方でユニークなICT事業に取り組んでいる企業の海外展開を後押ししてくれる事業で、渡航費、現地交通費、通訳費などを支援していただけます。まぁ普通に考えると、よほど海外でのニーズが見込めない限り、弊社のような社員10人にも満たない地方企業での海外展開はとても無謀だと思うのですが、フィージビリティスタディを後押ししてもらえるのであれば挑戦してみるかな、という気持ちになりました。

その背景にあるのは、やはりスタッフの成長もあります。3年前くらいに色々あって笑、会社が危機的局面を迎えたことがあったのですが、その頃に歯を食いしばって採用したスタッフ一人ひとりが、よく学びよく仕事をこなしてくれるようになった。であれば、次の夢を作るのが私の仕事という思いもあり、もちろん国内での事業展開も含め動き出したという側面もありました

なぜ、エチオピア?

最初にこの総務省事業の話を聞いたとき、何となく私の会社で開発しアップデートを続けている、公共図書館向けのデジタルアーカイブシステムを持って行ってみたいなぁという思いがよぎりました。私自身が、学生時代に日本民俗学を学んだこともあり、有形無形の様々な貴重資料を後世に伝えたいという思いはずっと持ち続けていました。そんな中、どこの国でフィージビリティスタディを行うか(提案書をどう書くか)を考える中で、奇跡的に出会ったのがエチオピアでした。私にとっては、あまりにも知らない国すぎて、何をどうしてよいか全く分からなかったのですが、情報収集すればするほど興味が尽きない。古い歴史、植民地支配を退けたプライド、日本皇室との関係、エチオピア聖教をはじめとした宗教の多様性など。おまけに2025年はTICAD YEARだし、国交回復70年だったり。

それと言語の問題。私自身、英語は片言レベルなので、海外なんてとんでもないと長年思ってきたひとなのですが、エチオピアの母国語はアムハラ語。どうせ分からないのだから何とかなるかもみたいな(本当は多くの人が英語でコミュニケーションをとっている)。

でも、何とかなるかも、という予感だけで、エチオピアのことを調べ続けました。

アフリカとオープンアクセス

その昔、Code for Xの世界的な活動を調べたことがありました。そのときに見つけたのがCode for Africaの活動。他のエリアでは国ごとに活動するケースが多いのに、アフリカでは、それぞれの国をネットワーク化しロゴマークも共通化しアフリカとして一体的に活動していることを知りました。ちょうどそれを知った頃、私は九州のシビックテック団体の横連携を模索していて、Code for Africaのロゴを意識した、地元Code for Sagaのロゴを作ったこともありました笑

Code for Africa
This site is an open source code built by Code for Africa, the continent's largest network of civic technology and data ...

また、世界的に見て、アフリカのオープンアクセスの活動が遅れているという論文にも出会いました。歴史や環境が、そいった現状を作っているのだろうと想像はついたのですが、やはりそうなると俄然、現地にいって何が課題なのか、そもそも本当なのか確かめてみたくなる、そんな思いを総務省むけの提案書には書き連ねました。

エチオピアってどうやって行くの?

そんなこんなで、無事、総務省事業には採択されたわけですが、何もわからないわけですよ笑
でも始めから何もあてが無かったわけではなく、強力な助っ人がいたのです。私自身も共同研究員に名を連ねる大分のシンクタンクハイパーネットワーク社会研究所では、企業の海外展開支援実績が豊富な大先輩と、何とJICAエチオピアで活動経験のある共同研究員がいらっしゃたのです。

ここまで条件がそろえば、行くしかない。ということで、採択が決まってすぐ計画をはじめ、2024年9月には第1回目の渡航にこぎ着けます。とりあえず先輩と仁川で待ち合わせ(これだけでも私にとってはおおごとです)。ドバイを経由し、エチオピアの首都アジスアベバへ。

エチオピアで活動するには、もちろんビザが必要なのですが、実は渡航の数日前にそのことに気づいた私、、、
事前にウェブサイトで申請しておけば何と言うことはないのですが、初回はそういう知識もなく、ぶっつけでアライバルビザに挑戦することに。「日本から来たのか!俺も日本に行ってみたいんだ、京都を知ってる!」多分そんな気さくな感じで話をしながらビザを発給してくれて思いのほかスムーズに進んだのですが、続いて両替は必要ないかと。せっかくなのでと思ってお願いしたら、ものすごい古いお札の札束が積み上げられてw

今現在、ザクッと10,000円=10,000ブルくらいなのですが、最高額紙幣が200ブルなので、日本の感覚でいうと200円札が束で渡される感じ。エチオピア通貨のブル紙幣は、すごく臭いのきつい紙幣だとあとから知ったのですが、確かにw

一度に書けそうにないので、シリーズ化しますね。