ミクシィがえり

最近パソコンを開くと、まずブラウザを立ち上げ、Googleapps(仕事のメールとか)、Facebook、HootSuite(Twitter)、そして次にミクシィを開きます。少し前までは、Twitterクライアントを開く頻度が圧倒的に高く、時々Facebookという感じで、ミクシィは、週に一度開くか開かないくらいの頻度でした。しかしながら、ここしばらく、行動パターンが変わりミクシィを開くことが随分多くなりました。ミクシィが流行りはじめたころ、同時に「ミクシィ疲れ」「ミクシィ離れ」などのキーワードが出まわりましたが、今の私の状態は「ミクシィがえり」と呼べる状態かもしれません。

私がミクシィに登録したのは、05年の1月。完全招待という制度の壁で、しばらく入口辺りでウロウロするだけだったのですが、登録を済ませてからはドップリとはまりました。とにかく、物理的に会えないような人たちと出会い、コミュニティで情報を交換、共有し、時には激しいディスカッションをする楽しさを、しばらくのあいだ満喫していました。ミクシィの中で出会った地方新聞社(以前の同業者)の方も多く、有志によるコミュニティ「ローカルメディアネットワーク」での活動や、手弁当での勉強会企画など、オフライン活動のツールとしても積極的に使い倒しました。その頃に築いた百数十人ほどのソーシャルグラフは、今でもミクシィを開けば残っています。

ただ、いつの頃からか、ログインしない訳ではないのだけど、日記やコミュニティでの書き込みが減りました。そうこうするうちに07年ころからTwitterをはじめとするミニブログが出てきて、そこでつぶやくようになると、少しずつ縁遠い存在になって行きました。その間も、アプリをはじめ色々な機能追加がありましたが、試しはするものの、さほど魅力を感じなかったというか、、、

では、なぜ今ミクシィがえりか、というところなのですが(あくまで、自分の場合ということですが)、

一つは、Twitter疲れの反動なのかなぁ、と。
フォロー数もそれほど多くなく、タイムラインがゆっくりと流れていたころは、それほど疲れも感じなかったのですが、やはりユーザ数が増え、フォロースパムみたいな行動が増えたりすると、なんだか少し距離を置きたくなったというか。それと、人ごみの中で拡声器を使って内輪話をする(例えが変かな)ような場面があって、それが自分のTLを埋めて行ったりすると、ちょっと「う~ん」という感じになったりして。何とも奥歯にモノの挟まったような表現ですが(笑)、一言でいうと、騒がしすぎる感じに疲れることが増えたのかもしれません。フォローを外していけば、そんなこともないのでしょうけど。一方、ミクシィも騒がしくないわけではないのですが、マイページという心地よく閉じられた自分の空間が、妙に落ち着く感じがします。最近は特に。

二つめの理由は、以前築いた人間関係(ソーシャルグラフ)が、思いのほかアクティブで、足跡も含め緩く、温かいレスポンスが心地良いと感じることでしょうか。
時々、ふとミクシィ日記(私の場合、友達の友達まで公開)を書いてみるのですが、翌日開いてみると、かなりマイミクさんの足跡がついてるし、「おぉ久しぶり」と言いたくなるような方からコメントをいただいたりしています。コメントをいただかないまでも、放置しているゲームアプリの農場に、毎日水を足してくださる方がいらっしゃったり、、、(笑) そういえば、先日は、mixi同級生を通じて、高校時代の友人からメッセージをもらったりもしました。以前TechWaveで、「どっこい、mixiは伸びていた」という記事がありましたが、案外、自分が使っていなかっただけで、使い続けている人、新しく使い始めた人も多いのかなと、改めて思いました。

三つめの理由は単純で、今後、ミクシィが国産のSNSとしてどう発展していくのか、その戦略が気になってしょうがない、というのはあるかなと。まだ、新しくなったUIにも慣れないし、相変わらず、女性用インナーの広告が表示されたりするけど(笑)、長年のウォッチャーとしては進化を、心から期待しているのです。私の活動フィールド、ローカルメディアという観点からも興味深いですし、、、

そんな感じで、最近、何となく居心地の良いミクシィ。しばらくは、気が向けば日記とかも書いていくので、もしよかったらID=422935のSay☆Goに「マイミク」申請お願いします(笑)