近藤社長「未熟だったと思う」 はてなが目指す“脱IT系”(ITmedia)
私は、結構あちこちのウェブサービスを使うのですが、はてなのサービスでメーンに使っているものはありません。あえて言えば、ダイアリーを非公開でメモに使っているくらいでしょうか。SBMもdel.icio.usに変えてしまったし、人力検索も、ウェブサーチでヒットしたときにたどり着くくらいです。しかし、「はてな」という会社、近藤さんというリーダーが、なぜか、いつも気になってしまいます。何か得体のしれない魅力というか、秘めたポテンシャルを感じてしまうのです。
それを確信したのが、本社の京都移転のときでした。そういえば、今年の2月、とあるSNSでこんな日記を書いていました。
シリコンバレーを拠点に活動を続けていた、はてな社長の近藤氏が、創業の地、京都に本社機能を移すことを発表した。京都を日本のシリコンバレーにするという言葉が、インターネットとローカルについて、一つの解をくれた気がする。
そして今回のITmediaのインタビュー記事。「未熟だったと思う」という言葉に、色々な思いが込められている気がしました。私が、地方でインターネット関連の仕事をしていて思うことは、グローバルな視点で見るとすごく躍進しているウェブサービスが、地方ではほとんど認知されていないということです。「地方で・・・」という括りには若干無理があるかもしれません。むしろレイトマジョリティとかラガードといった50%の消費者と地方の関係を解いたほうがロジカルで説得力があるのかもしれませんが、少なくとも私の場合、肌感覚で地域間格差のようなものを感じています。
ただ、これからインターネットが、必ずしもパソコンや携帯といった既存のデバイスにこだわることなくコモディティ化していくことを考えると、近藤さんの「未熟だった」という気づきが、とても大きく新鮮なものに思えるのです。
「はてな」からは、しばらく目が離せません。次に何をやらかしてくれるのかが楽しみです。
p-article
2008 年 12 月 28 日僕も「はてな」の事業展開・サービス展開に注目しています。
saygo
2008 年 12 月 29 日>p-articleさん
コメントありがとうございます。
今回の任天堂さんとのコラボで、新生はてなの方向性を見た気がしました。同時に、そろそろインターネットが変わるなという感覚も覚えました。