さぁ!2009年始動です。

新年あけましておめでとうございます。

2009年、年頭のエントリということで、何か気の利いたことをと考えたのですが、正月ボケからのリハビリ中につき、月並みですが抱負めいたことを書き残しておこうかと思っています。

このブログは、2004年末にseesaaでスタート⇒レンサバを借りてMTに移行⇒Wordpressに移行と、素人がプラモデルを作る感覚でシステムをいじりながら、思いついたことを書き進めるといった感じで運営してきました。それにしても4年間、新聞の中の人として、好き勝手に書いてきました。業界内の人が読めば面白くない思いをされるようなことも書いてきたかもしれません。でも、そろそろ、このブログにも新たな方向性を吹き込みたいなと考えたりしています。

前置きが長くなりましたが、2009年は、「ローカル」と「ニュートラル」という2つを、自身の活動のキーワードにするつもりです。「ローカル」は、これまでの行政区を基準とした地域とは少し異なる概念です。むしろ経済圏や生活圏といった、人々の生活、行動に起点をおいたローカルを考えてみます。この視点と情報の媒介役であるメディア、そして一層コモディティ化するであろうインターネットをどう組み合わせていくかを、日々の思考に盛り込んでいきます。

次に「ニュートラル」ですが、辞書を繰ると(検索すると)、『いずれにも片寄らないさま。中立的。中間的。「―な物の見方」(Yahoo!辞書~大辞泉)』とあります。昨年読んだ本の中に、このブログでも紹介した「明日の広告」がありますが、この中では、「メディアニュートラル」という特定の媒体に依存しない広告コミュニケーション手法が紹介されていました。この影響か、身近に「メディアニュートラル」という言葉を聞く機会が増えたように思います。ただ、どうもしっくりこないのは、特定の媒体に軸足を置いて、もっと言えば既存の枠組みの保身のためのキーワードとして、「ニュートラル」が使われているからです。クロスメディアという言葉も同様に感じます。と、この辺りは書き始めると長くなりそうなので、また追々ということで。

ただ、情報の受発信にパラダイムシフトが起こっているとすれば、真にニュートラルな立場から、既存の枠組みを超越した視点から眺めておかないと大事なものを見失うのでは、という思いが、昨年の後半くらいから強くなっています。

さて、「ローカル」と「ニュートラル」から何が生まれてくるのか、何を生み出すことができるのか。2009年を激動、かつ自身の新たな一歩を踏み出す年にすべく、年頭からワクワクしています。どういったスタイルになるのかは分かりませんが、昨年に引き続き、ここだけは変わらないポリシーとして持ち続けなければ・・・。

ユーザーに焦点を絞れば、「結果」は自然に付いてくる。(Google が発見した 10 の事実より)

ということで、皆さま、今年もよろしくお願いいたします。