山村幸広さん

巷で、株主総会での社長交代劇などの話題が取りざたされることが多い今日この頃ですが、そんな中、エキサイトの前社長、山村幸広氏の社長退任のニュースが流れ、多くのブロガーさんたちが労いのエントリをあげていらっしゃるようです。

さて、私がブログを書き始めたのは2004年の秋です。このブログ自体は同年末に、seesaaからスタートしたのですが、ブログ歴としては2004年秋、エキサイトブログを開設したのが出発点です。ネット上に情報発信することの意味さえよく分からずに始めたブログで、プチ炎上というか、内輪からの・・・まぁ色々あって(笑)、ほんの数ヶ月で閉じてしまいました。今考えると、苦い経験だったけど全てのスタートになったことは間違いありません。そしてその忘れがたい場所がエキサイトなのです。

話は変わりますが、当時から山村幸広氏の社長ブログは読ませていただいていました。その中で、私の記憶から離れることがないのが、2004年末の自社社員に向けたエントリです。そのエントリには、こう書かれていました。

私たちの未来は開けています。しかしその道は今までと同じで厳しくタフな道です。私たちはこの道を常に進んでいかなければなりません。多分順調なことよりも厳しい事の方が多いでしょう。しかし進まなければなりません。そしてその困難を乗り越えた数だけ私たちは強くなれるだろうし、認められる会社であり人間である事ができるでしょう。苦しい時は社内を見回してください。みんなが味方です。社内のみんなが皆さんをサポートします。エキサイトの自慢すべき社風は、そんなところにあります。

私は、エキサイトがどういう会社かも知らないし、山村氏がどういう方かも知りません。ただ、こういったことを、正面から書いていらっしゃることに素直に感動したし、「お前も頑張れよ」と背中を押していただいたような気持ちになったことをよく覚えています。

エントリの一番下には「エキサイト人材募集」のリンクがあります。今、読み返しても、ついついクリックしては、心が揺らぐのであります(笑)

何のつながりもないですが、一読者として、メッセージを拙ブログにも記しておきたいと思います。

「10年間お疲れ様でした。これからのご活躍をお祈りします。」