「グーグルに広告を出したのに効果がない」–弁護士が広告掲載手法を巡って提訴(CNETJapan)
リーダーで見出しを見たときは、広告効果を巡る争いのことかと、つい釣られてサイトに行ったのですが、よく読んででみると、広告掲載手法についての争いだったようです。
要は、パークドメインやエラーページにアドワーズが表示される可能性について、Google側から十分に説明がなかった、ということのようです。
釣られついでに、少し広告効果の話を・・・
マス広告の場合、広告効果をある一定の指標を持って、明確に可視化、数値化することは、なかなか困難なことです。ただ、これに対し、ウェブ広告は、実際アクションにつながっているか、どれほど情報が伝播しているかという所までの数値化は難しいにせよ、明らかに閲覧、クリック、場合によってはアクションまでの可視化が可能です。
確かに、あらゆる広告媒体は、異なるメディア特性を持っているわけで、一括りに「広告効果」を語ることはできません。しかしながら、可視化、数値化の精度や可能性がより高まっていることは疑いようがありません。
このニュースの見出しは、若干釣りっぽかったけれど、広告効果を巡ってクライアントと媒体社や広告代理店の間で争いが起こりうる時代が来るのかもしれません。
新聞広告でも、ある基準に基づき数値化された広告効果に添った、広告料金が支払われる時代がくるかも、と考えるとゾッとします。
ただ、その効果を分かりやすく、クライアントの戦略に見合わせて説明、次の戦略、戦術を提案するコンシェルジュがもっと活躍する時代がくるのではないでしょうか。広告代理店さんこそが、本来そういう仕事をしていらっしゃるのだとは思いますが・・・。