インターネットメディアの特性の一つに「ログ」という概念があります。このログを一定の切り口でピックアップ、時間軸上にプロットし整理することは、単純でわかりやすいネットメディアの活かし方です。
TechCrunchで知った「TimeTube」、Youtube上の素材を、検索で切り出し、時間軸上に並べたごくシンプルなサービスです。しかしながら、検索キーワードによっては、意味のある一覧が表示されます。アップロードされた日付がベースになるため、正確なトレンドを示すわけではありませんが、トピックによっては、大まかな流れが読み取れるものもあります。
例えば「甲子園」と入れてみると、甲子園に関する名場面が時系列に並びます。また「みんなのうた」で検索すると、その時期に登場した歌が並びます。本当は、「スプー」で検索すると、スプーの進化が見れるかなと思ったのですが、それはあまり有効ではありませんでした(笑)
また、あらかじめピックアップされているインデックスの中には、イラク戦争や米大統領選などもあり興味深い内容です。
いずれにしても、動画に限らず、ウェブメディアの特性を生かした情報の整理とはこういうことではないでしょうか。精度の可否はあるとは思いますが、このTimeTubeというマッシュアップサービスの着眼点は、その基本的な思考の大切さを教えてくれます。
schmidt
2008 年 5 月 15 日「時間軸」は、ネットの世界ではどちらかといえば軽視されてきたように思います。単純で地味な要素なので、いまさらと思いがちですが、実際は非常に有効です。
最近、わたしはGoogleを使う場合でも、24時間、せいぜい1週間以内にとらえられる情報しか、あてにしないようになりました。
時折、自分が何年も前に書いたデータが出てくることがあります。ほとんど例外なしに色あせているか、同じことでも、別の観点を盛り込んで別途、情報発信しているケースが多いです。古いデータは情報発信者自身のルール、たとえばブログのような仕組みの中で提供されるべきですね。
Googleさんも、あんまりなお節介はいい加減にしてほしいと思います。
saygo
2008 年 5 月 16 日>schmidtさま
コメントありがとうございます。
確かにおっしゃるとおりで、「時間軸」を意識することで、精度を増すケースや、新たな価値を生み出せるものがもっとありそうな気がします。
ニュースサイトなんかも、時間軸だけでなく様々な分析軸を意識しなおすことで、もっと面白くなるのではと考えています。
>Googleさんも、あんまりなお節介はいい加減にしてほしいと思います。
でも悲しいことに、Googleさんのご機嫌に一喜一憂してしまう自分もいるわけで・・・(笑)
schmidt
2008 年 5 月 17 日すみません。「Web日誌」で触れさせていただきました。
http://blog.kahoku.co.jp/web/
saygo
2008 年 5 月 17 日>schmidtさま
コメントありがとうございます。
そういえば、以前にもこんなことを書いていました。
http://saygo.net/weblog/?p=160
もう少し、自分でもいろいろと考えてみようと思います。