きもつき情報化推進ウィークに行ってきました!

9月14日からの4日間、鹿児島県の肝付町で開かれた「きもつき情報化推進ウィーク2012」に、裏方として参加してきました。裏方というか、共催した九州テレコム振興センターのメンバー(研究員)として、企画屋、イベント屋として活動してきました。

今回の企画は、湯川鶴章さんが主宰するTechWave塾の合宿と肝付の情報化推進イベントを組み合わせて、塾OBOGと町民が、ともに地域とインターネットについて考えるというコンセプトで行いました。ただ、やってきたのはTechWaveだけではなく台風16号も、というおまけが付きましたが、なんとか、予定していたプログラムをすべて終えることができました。詳細な内容はFacebookページTechWaveの記事でご覧ください。

初日、湯川さんによる、地元小学生向けの特別授業から事業がスタートしました。小学生が学ぶ「情報」の授業では、ネットの正しい使い方などリテラシーに関する内容が多いようですが、湯川さんの授業では、ネットを使うことで、これまでできなかったことがいくらでも出来る、可能性が広がるんだという内容が中心でした。それを「おじさんの友達がね〜」という柔らかな口調で語られるのが印象的でした。

2日目は、TechWave塾のメンバー15人が肝付入り、地域の現状と課題を共有するため、地元有志との交流セッションを開きました。このセッションでは、肝付町役場の中窪さんが、アツく町の現状と未来を語られました。その中には「ここからは妄想ですが、、、」という発言がたくさんあったのですが、これが素晴らしかった。夢を語る役場の職員さんは良いです。

3日目は、台風が接近する中、肝付町川上地区の川上中学校(休校中)、文化財指定を受けている木造校舎(写真)での、オープンセッション。TechWave塾のメンバーと地元の皆さん、鹿児島市内から駆けつけてくださった一般参加の方など70〜80人が集まり、湯川さん、横田さん(TechWave塾メンバー)の講演を聞いたあと、観光、物産、ウェブサービスの3つのグループにわかれてグループワークを行いました。

実は、グループワークを企画しながらも、ウェブサービス利活用の温度差もあり、あまり活発な論議ができないのではと心配していました。でも、全くそんなことはありませんでした。「ネットなんてどう使っていいかわからない」という率直な声にも、事例を紹介しながら「こんな勉強会からはじめてみては」という塾生のアドバイスがあったり、本当にいいコミュニケーションがとれたのではないかと思います。

そして、日程の最後には、川上地区の皆さんが地元公民館で、やまたろうがにのみそ汁とおにぎり、漬物を振る舞ってくださいました。なんともこれが美味しかったし、地元みなさんの温かさが身にしみました。

自分も主催者側の一人なので、いいイベントだったというと手前味噌になってしまいますが、この事業がきっかけで、つながる可能性の低かった多くの皆さんがコミュニケーションをもったことは事実です。そのコミュニケーションの中には、一過性ではなくこれからの展開を期待させるものもあったように感じています(自分がいただいた出会いも含めて)。これから、どういう活動が広がっていくのか、それこそ色々な妄想がひろがります。

そして何より、今回は自分のライフワークを再確認できたような4日間でした。