R25式メルマガにあわてて登録してみたw

リクルート、「R25式モバイル」「L25mobile」を7月30日で終了(CNET Japan)

リクルートは、R25式モバイル、L25mobileの2つの携帯サイトを、7月30日で閉じることを発表しました。ITmediaによると、理由は「モバイルよりPCサイトに広告を出す広告主が多いため」とのことですが、それだけで、月間1億3000万PVのサイトを閉じるということが、素人目には理解しがたいところがあります。

話は変わりますが、最近、既存メディアを中心に、ウェブ上のコンテンツはこのまま無料でいいのか、というような問題提起が再燃している感があります。もともと多くの既存マスメディアの媒体展開として、携帯サイトは月額課金、PCは無料というねじれの構図がありました。コンテンツやターゲットの明確な差別化でもあれば理解もできるのですが、デバイス側の理屈に引きずられていたところも否めない気がします。

そんな中で、例えば、月額2100円で記事全文が読める日経産業新聞のモバイルサイトや、有料で全紙面をブラウザ上で閲覧できる東奥日報電子版のような、オンラインメディア課金サービスが出てきました。逆に、産経新聞のiphoneアプリや、47news iphoneアプリに代表されるようなコンテンツ無料提供モデルも出てきました。

ここで重要なのは、ユーザ視点で情報収集の5w1hを想定し、さらにマネタイズモデルを掛け合わせてみることなのだと思います(ビジネスの慣習だとか、政治的なスパイスが必要かどうかは分かりませんがw)。リクルートの判断は、そういった所に起因しているのかもしれません。

いずれにせよ、パッケージであれマイクロコンテンツであれ、生活者が、有償であっても消費したいモノであるか、という所こそが、時代を超えた共通認識なのでしょう。

とか言いながら、最後にこのモデルをじっくり見届けなきゃ、ということで、「R25式メルマガ」にあわてて登録してみました。朝夕届くメルマガは、見事に、小気味よく情報がパッケージングされています。これほどまでによく出来たメディアを閉じざるをえないというところに、今後のコンテンツビジネスのヒントが隠されているような気がしてなりません。