2025年も残すところ1週間。今年も、CivicTech & GovTech Advent Calendarに参加するため、このエントリを書くことにしました。エチオピアに通っている話シリーズが、案外人気だったので、もっと書かねばと思っているのですが、2026年も通うことになりそうなので、一旦お休みして、今回はシビックテックのことを。
いいシビックテック活動ができた1年だった!?
2025年は、シビックテック活動が地道にできた年だったのではないか、と思ったりしています。何より昨年からジョインしたシビックテックジャパンで、5月にシビックテックフォーラム2025を開催できたのが良かった。生駒の旅館で理事4人で作戦会議を開き、組織の有り様を話していく中で、シンボルとしての「シビックテックフォーラム」開催という話になり、テーマを決め、みんなで役割分担し開催までこぎ着けることができました。「CTFが準公共とか言っているのは少し不思議、、、」とか、そういった声も聞こえてきそうでしたが、私としてはシビックテックのこの先10年を考える上で、すごく大きな起点となった気がしています。そして何より、私の会社のスタッフ2人を、当日サポートスタッフとして連れて行けたのがよかった。いつまでも私一人でシビックテックだ〜とか言っててもですね。恐らく、私が全国に同じベクトルの人がいそうだ、と気づいたあの時と同じような感覚を味わってくれたのではなかったかな。
アーバンデータチャレンジ2025佐賀拠点事務局
昨年度のアーバンデータチャレンジでは、キックオフ、中間、最終と全てのイベントに、私の会社で推進しているスマート街なかプロジェクトにインターンシップとして参加してくれた佐賀大学生に出席してもらいました。そして久しぶりに最終選考にまで残り、みごと銅賞をいただきました。もちろんプレゼンしたのは大学生、私はスライドを繰る係で参加(笑
さぁ今年はどうしようと思っていた矢先に、昨年参加してくれた大学生が、今年どうしましょうかと。これは嬉しいものです。まぁ少し愚痴になりますが、長い間、シビックテック団体代表=拠点代表=事務局=小間使いみたいな感じだったので、大学生が進んで日程調整してくれたりテーマを考えたりしたときは、ほんと涙が出そうなくらい嬉しかった。大げさだけど、あぁ放り出さずに続けてきてよかったなぁと。
そして、大学生視点の課題について解決策を考える取り組みができ、まもなく作品応募もできそうという状況です。地道な活動だけど、県庁に「このデータをオープンデータにしてください」とお願いしたり、みんなで触ったことないQGISを触ったり、暑い中街歩きをしたり。華やかなイベントではないのだけど、ちゃんと価値を生み出す活動ができたことが嬉しい。
※ちなみに、この炎天下街歩きの際は、私はエチオピア帰りの食あたりで汗をかく前から脱水症状でしたw死にそうな目にあったみなさんごめんなさい。

こんなところにもシビックテックが!
今年は、少しシビックテック的な活動の幅をひろげることができたのも、自分にとっては大きな意味がありました。一つ目はCode4Libの活動。取り組み自体は知っていて、Discordのコミュニティには入っていたけど、何か積極的にこちらからコミュニケーションをとる勇気がなかった笑
それが、「エチオピアでの活動を発表しませんか?」と声をかけていただき、アフリカでのデジタルアーカイブについてお話させていただくことになりました。まぁ、私の話はさておき、開催はオンラインだったのですが、図書館×Techの話をみなさんがアツく語られていて、何か初期の頃のアツいシビックテック談義を思い出したりしました。図書館とWikipediaみたいな話はよくあるけど、もっと広い視点で図書館周辺のシビックテック的な動きはウォッチして、自分でも実践していきたいと思った次第でした。
WikipediaタウンからのState of the Map Japan & West-Japan Wikimedia Conference 2025
今年は、Wikipediaタウンには2度参加しました。一つは社会情報学会のプレとして東京大学で開かれたWikiGapのイベント。私自身は、突発的な仕事対応が入りあまりしっかりと書けなかったのですが、佐賀出身の女性化学者「黒田チカ」さんの項目で、リンク切れを修正したり地味に活動しました。11月には、地元佐賀県立図書館で、海獺さんを招いてのWikipediaタウンを昨年に続き開催。有明海の塩生植物「シチメンソウ」の記事が全くないよね、ということから参加者の皆さんが書き始め、なんと数日後にWikipediaのトップページで紹介されるなどの奇跡も起こりました。

そして12月7日は、大阪で開催されたState of the Map Japan & West-Japan Wikimedia Conference 2025に参加。ウィキペディアンのMiyaさんから、佐賀市のスマート街なかプロジェクトを発表してみない?とお声かけいただき、場違いではないですか?と言いながらも、発表の時間をいただきました。発表やパネルはそこそこ上手く話せたかなとおもうのですが、それ以上に、WikipediaとOpenStreetMap、2つのコミュニティの皆さんの熱気がすごくて、これも初期の頃のシビックテックを思い出したりしました。何か、原点を思い出したような。

2026年に向けて
なんやかんやで、シビックテック的刺激を大いに受け、みんなから背中を押してもらった2025年。
楽しかったとか、感謝とか、色々な思いがこみ上げてきますが、私としてはこれからのシビックテックの10年をどう描いていくのかということが自分の宿題だなぁと思っています。
そこで、近日中に正式発表するのですが(いいのかw)、インターナショナルオープンデータデイをもう一度盛り上げるべく、同志とともに旗振りをしてみようと思っています。何となくシビックテックとかオープンデータが、年月を経て本来の目的を見失っているように感じているので、お節介だけど何とかしたいと。
もちろん、一人でやるのではなく、同じ方向を見ることができる仲間と一緒にやっていきたいなぁと改めて考えているところです。
そして、もうひとつはシビックテック活動で生成AIを上手く使いこなすこと。私が有志と立ち上げたCode for Sagaは、デジタルが得意な人もそうでない人も、コードが書けなくても大歓迎、とうたい仲間を集いました。そして最近思うのは、課題意識を明確に持ち、解決へのストーリーを描ける人が、生成AIを全力で使いバイブコーディングすることで活躍できるなぁという予感。
もっと生成AIを使い倒すことで、市民の手で地域課題が解決される社会が来ると思うと楽しくないですか。ということで、年明けから「生成AIブートキャンプ」というイベントを定期開催してみようと思っています(実はこれも佐賀大学の学生さんの発案だったり)。
色々書いていたら、2026年が待ち遠しくなってきました笑
では、みなさま良いお年を。きっと、みんなで力を合わせれば世界はもっとよくなる。
