スマトラ島沖地震の支援について

スマトラ島沖地震の被災者へ、各方面から多くの義援金が寄せられている。日々ニュースサイトでは「誰がいくら寄付」「どの国がどういった支援を…」といった話題が並んでいる。

昨日は、大富豪ビルゲイツ氏が3億円を寄付とのニュースに「ほおうっ」とうなずいていたところ、ミハエル・シューマッハの10億円のニュースが飛び込んできて、3億円がかすんでしまったり…。ヨン様は3000万円だったが、熱烈なファンが行動をともにし始めたということで、この効果もかなりのものだろう。額の多少は別として、「たくさんの人が困っているのだから」という善意はすばらしい。

ところで、今回の支援表明を見ているとIT関連企業の積極的な姿勢が目立つ。昨日の日経BPのニュースにもそういう話題があった。またアップル社のトップページや、アマゾンのワンクリック型募金など、対応の早さとその扱いの大きさが目立った。いくらかの検索エンジンのトップでも、判りやすく義援金の情報を扱っている。

さて、新聞業界の対応はどうだろう。とりあえずいくらかの新聞社のHPを開いてみたが、目だった呼びかけはあまり見られない。某ブロック紙では、本日付紙面の「社告」(お知らせ)で義援金の呼びかけをしていたが、まだ多くの新聞社のHP上で見られない。単純に「なぜだろう…」という疑問と情けなさがこみ上げてくる。HP上で多くのニュースを伝える責任とともに、いち早く支援を呼びかける必要もあると思うのだが。

最近、新聞と世間の距離が離れてしまっている、との批判を受けることがよくある。事実を早く詳しく正確に報じるのは当然だが、「だからどうだ」という姿勢や意識が、今の多くの新聞に欠落し、世間との乖離の一因となっているのではと感じる。

と思い、昨日もある会合で義援金を呼びかけてみた。シューマッハには遠く及ばないが、わずかの義援金が集まった。
次は、一時も早くメディアとして世間に呼びかけることができるよう、微力ながら動いてみようと思う。

 ■■■スマトラ島沖地震救援金■■■

  ■日本赤十字社
  ■日本ユニセフ協会