タッチデバイスの可能性

いよいよ、国内でもipadの先行注文が始まります。2008年7月11日に、何が何でもとiphoneを手に入れたのですが、あの時に似たドキドキ感があります。

先日、出張の際にはじめて、知人が持っていたipadを触らせてもらいました。片手で持つと少しずしりと重みを感じますが、macbookなどの他のApple製品と同じように、手になじむ感じは素晴らしいものがありました。そして何より、画面の美しさと、サクサクと反応する機敏さに好感をもちました。

ところで、これからはますますタッチデバイスが存在感を増してくるのではないでしょうか。スマートフォンもそうですし、ipadなどの新しいスタイルの端末、富士通から出されているFMVらくらくパソコンなどもその候補かもしれません。

既に検索すると多くの記事がありますが、特にこの機能は、シニア向けの市場で力を発揮するのではないでしょうか。シニア向けのパソコン講習会を実施したなかで、やはりキーボードの威圧感というか、難しそうなイメージがハードルになっていることを感じました。直感的に触って操作する機能と、それに合わせ設計された単純なインターフェースには、そのハードルを越える大きな可能性を感じます。

さて、これをサービスと直結させるためには、当たり前のことですが、これを使うことでアクセスできる場所に必要不可欠な情報があることが重要でしょう。そして、簡単で心地よいユーザエクスペリエンスを実現することを、しっかりと意識しなければならないのだと思います。


3 Comments

  • schmidt

    2010 年 5 月 10 日

    そうですか!シニア世代との関連でも評価できますか。それは楽しみです。

    iPadにはまだ触ったことがないのです。というか、いろいろ考えているうちに、iPhoneがあってなおiPadを買う理由がつかめなくなっているんですね。使いやすい、拡張性に富むノートPCは元気だし・・。

    ジョナサン・ジットレインが「インターネットが死ぬ日」で言っていることも、次第に気になり始めています。ブラックボックスの快適さにこんなに魅了されていいんだろうかという、漠然とした不安です。
    PCやインターネットの拡張性というか、みんなが参加できる試行錯誤の場面とか、そんなことが重要だった時期は確かにあったし、そういう場面はこれからどうなってしまうんだろうか。コンテンツやサービスが心地よいことの背景や裏側にも留意した方がいいように思えてきます。

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  • saygo

    2010 年 5 月 10 日

    >shumidtさま

    コメントありがとうございます。
    以前から銀行ATMのような感覚で、必要な情報にアクセスできると、ウェブの利用も変わるんだろうな〜、という妄想がありました。当然、アプリのインターフェース、そこにある情報の中身など、もっと研究が必要だとは思いますが、、、

    「心地よいことの背景や裏側」

    情報を受ける側のリテラシーなのでしょうか、それとも社会のシステム的な問題なのでしょうか。確かに、漠然とした不安はありますが、まだそれをどうすべきかという明確なものは見えてきません。常に意識しておくことが重要なのでしょうか、、、

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