ここ2、3日、既存メディアを根底からじわりと揺るがすトピックが多いようです。
いくつかをまとめてクリップしておきます。
グーグルがロイターの買収に関心?
すでに多くのブログに取り上げられています。大手ポータルがメディアを飲み込むことになれば、メディア周辺は一気に騒がしくなりそうです。REUTERSといえば英国の老舗通信社。金融情報の国際的なコミュニケーションに一役買ったコンピュータ「ストックマスター」などはよく知られています。その金融情報と世界中のニュースという膨大なコンテンツを、Googleが自前で持つことになるのでしょうか。
電通、SEMの合弁新会社を設立
電通のネット広告へのシフトが本格化しているようです。SEMが今後どう進化していくのかは分かりませんが、米企業24/7 Real Media社の「Decide DNA」には、複数の検索エンジンを対象に広告の一元管理ができるなど、大きな魅力があるようです。今後、市場拡大が予測される検索連動型広告を、世界一の広告代理店が押さえることの意味は計り知れないものがあるように思います。
J:COMの携帯参入報道、「決定した事実はない」
最近、J:COM関連のニュースをよく見かけます。そういえば、先日も並木不動産が管理する新築マンションに「J:COM NET 光」を導入する、というニュースがありました。J:COMは日本最大の、CATVの元締めのような会社ですが、筆頭株主が、かつてメディア王と呼ばれたジョン・マローン氏率いる、米リバティーメディア・インターナショナルであることも、何となく不気味な感じがします。
台風14号関連のブログ記事をリアルタイム収集、テクノラティが特集サイト
明らかに、既存メディアが報じるニュースでは知りえない類の情報が発信されていました。一つ一つをとると情報量、質には限界があるかもしれませんが、これが集まり時系列に並べられることで、大きなニュースバリューを生み出していることが新鮮でした。
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