Twitterは本当にキャズムを越えたのか?

ここ最近、Twitter周辺がまた盛り上がっています。評論するブログエントリーもたくさんアップされているし、資金的なバックボーンに関するトピックも多く見られます。Googleによる買収!なんて話も出てきているようです。

このブレイクを受けて、こちらのブログでは、「Twitterがキャズムを越えた」と表現されています。確かに、これまでTwitterの存在を意識しながらも日常的に使っていなかった人が、一気に使うようになり活性化しているようにも感じます。これは、私の50弱のフォローでも顕著なので、全体からみればすごいムーブメントなのかもしれません。

ただ、少しひねくれた見方をすると、Facebookが日本語化されたときとか、セカンドライフが盛り上がったときと同じような空気を感じてしまいます。

そんな中、Twitterの方向性を示唆する記事がしばらく前にアップされていました。

Twitterでフォローするならこの10人–テクノロジ専門家ランキング(CNETJapan)

文脈としては、ブログジャーナリズムが盛んに語られた数年前と構図が似ている気がしますが、個から発信された情報(つぶやき)を集積し、どう価値付けするか、というところに集約されるのかもしれません。この部分をどういった切り口でデザインするかが、Twitter系のツールが根付くかどうかを左右するのではないかと思います。

リアルタイムの検索とか、その結果に一定の価値付けを行った上でのアウトプットというのは、一つのスタイルとして確かにありかもしれません。


4 Comments

  • schmidt

    2009 年 4 月 6 日

    利用場面ごとにタイプ分けしてみました。

    ・怒り、不満プチぶちまけタイプ
    :気持ちがいいけどはた迷惑
    ・独り言タイプ
    :内省力強化、孤独でも大丈夫人間育成ツール
    ・誘導ツールタイプ
    :これは使えるかもしれない。
    ・閉鎖コミュ連絡ツールタイプ
    :これもいいかもしれない。

  • saygo

    2009 年 4 月 7 日

    >schmidtさま

    コメントありがとうございます。

    >・怒り、不満プチぶちまけタイプ
    お酒が入ると愚痴っぽくなります。反省。

    >・独り言タイプ
    普段の生活でも独り言が増えた気がします。反省。

    >・誘導ツールタイプ
    プロモーションには使えそうです。導線とアウトプットにキモがありそうです。

    >・閉鎖コミュ連絡ツールタイプ
    MLでもなくイントラSNSでもなく・・・。選択同期的なメディア特性を考えると、それもアリなのかもしれません。

  • 猫手企画

    2009 年 4 月 8 日

    ご無沙汰です。

    地域SNSフォーラムのあのノリでは?
    単体での可能性だけはなく、リアルな場との接点として活用の道が見えた気がしました。
    また、テレビやニュースサイトなどの同期メディアとの親和性は案外高いのではと感じていますので、テレビ画面やパソコン、DSに直接出れば良いのに。

    個人的にはキャズムなんて全然越えてないと思いますよ。
    その思い込みこそが、ネット屋さんと一般の人のキャズムでは

  • saygo

    2009 年 4 月 8 日

    >猫手企画さま

    こちらではご無沙汰ですね。

    イノベータ理論でいうところの「市場」の認識を明確にしないと、キャズムを超えたかどうかの判断はまちまちになるでしょうね。

    ただ、少なくとも私の周辺ではTwitterが脚光を浴びている気がします。そして、なぜ今そうなっているかという文脈を読み解くと、自ずとその先にある展開が見えてくるのではないでしょうか。

    この先は、ぜひリアルで(笑)

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