「地域情報化」ってなんだろ?

私は、この数年、ネットと新聞というテーマとともに、「地方」とインターネットという観点で物事を考えてきました。所属は地方新聞ですが、情報の媒介としての〝メディア〟という視点で、新聞に捕らわれない発想をするように心がけてきたつもりです。

ところで、そういう環境下で活動をしていて度々直面するのが「地域情報化」というキーワードです。ただ、今更ながら、自分自身がどうもこのキーワードにしっくりと馴染めないでいることを感じています。

なぜか、という明確な答えはありません。「何となく」という無責任で感覚的な話になってしまうのですが・・・。まず単純に行政主導の色が濃い印象があること、未だ、日常生活に欠かせないサービスとリアルなユーザー像が想像しづらいこと、おふざけの要素が制限されそうなこと(これは違うかなw)、あたりが根っこにありそうな気がしています。

決して、現在の地域情報化と呼ばれるフィールドを批判するわけではないのです。
ただ最近、ローカル×インターネットの市場が動き出すなぁという実感がある中で、少しばかりこれまでとは視点をずらしてみる必要があると感じているのです。

それは、前エントリでも少し触れましたが、自分の中で固定化している「地域」という概念をデザインしなおすところからスタートするのかもしれません。また、これまでの企業や自治体まで含めた大きなビジネスの枠組みを少し崩してみる必要があるのかも、とも考えています。

う~ん、何か奥歯にものの挟まったようなエントリになってしまいました。
しかしながら、地方におけるインターネットサービスが、次のフェーズに差し掛かろうとしているのは確かなのです。