「完全理解 LinkedIn リンクトインがわかる本」を読みました

ご縁あって、編集を担当されたデジカルさんから「完全理解 LinkedIn リンクトインがわかる本」(江藤美帆著)をご献本いただきました。04年頃から、SNSを追いかけ、片っ端からウォッチしてきた自分としても興味のある分野ということで、早速読ませていただきました。

LinkedInは、存在自体を知ったのはずいぶん前だったなぁ、ということで、ブログ内検索してみたところ、08年に登録を済ませているようです。唯一、エントリーで取り上げていたのは、Yahoo!のCUがローンチしたタイミングでした。これまで自分がウォッチしてきたビジネスSNS、トモモト、キャらリア、キャリコネなどを紹介しつつ、LinkedInやXingなどの国外のビジネスSNSについても触れています。その上で、なぜビジネス系SNSが今ひとつ流行らないかという生意気な感想を述べているのですが、

・mixiやgreeのほうが、実際ビジネスには役立っている
・日本のビジネス慣習みたいなものと合わないのではないか
・上手くコミュニケーションスタイルをデザインできていない
・サイトとして、コンテンツを詰め込みすぎてもNGだし、簡略化しすぎても物足りない

08年ころとしては上出来でしょうか(笑)

ところで、この本を読んで感じたのは、LinkedInはこれまでのソーシャルネットワークと少し違う概念のサービスだということでした。FacebookやTwitterはじめ、多くのSNSは、個人対個人のコミュニケーションがベースにあって、バックボーンとしての組織があるという感じだったのですが、LinkedInは、組織も個人もフラットなネットワーク上にデザインされているように感じます。ある意味Facebookページの企業利用も似たようなところがあるのかもしれませんが、Facebookは“メディア”としての活用なのに対し、LinkedInは、あくまでBtoB、BtoCのビジネスネットワーク形成特化型なのではないかと思います。

それと、月並みですが、ビジネスの世界でのグローバル化が、ここ2〜3年で急速に進んでいるということを改めて感じました。本の中でも、初めの方では「日本語でも十分活用できる」というような話なのかなと思ってたのですが、後半では、英文でのキャリアサマリーの書き方や翻訳サービスがたくさん紹介されていました。やはり英語かぁ、、、というより、これが必然なのでしょう。

せっかくいただいたきっかけですので、少しずつプロフィールを充実させていき、LinkedIn上でのビジネスマッチングを経験できるところまで行ければと思います。その前に英語をなんとかしないと(苦笑