いまさらバルスでもないのだけど

ちょっと前にメモしていたのですが、とりあえず公開しておきます。もう既に「バルス」の話題は、忘れ去られていると思うのですが、祭りの後にふと考えたことのメモです。

まず一つ目は、Twitterって結構使われているんだなぁという実感。祭りだったとはいえ、1秒間に25088ツイートはすごい。それに耐えたTwitterもすごい。ちなみにこの記録は、ビヨンセ妊娠発表の8868件を大幅に上回り世界一なのだそうです。

最近、ソーシャルメディア系の講演をさせていただくときに、使っているサービスについて質問(挙手によるアンケート)すると、FacebookがTwitterを上回るケースが多くなってきました。この半年くらいで、明らかに変わってきた印象があります。しかしながら、まだまだTwitterのパワーはまだすごいものがあります。確かにフロー情報だけでは、サービスとして物足りなく感じることもありますが、徹底してフロー、リアルタイム性を追求すると、Facebookにはないメディア価値をもっと発揮できるのではないかと思います。

二つ目は、テレビってみんな案外リアルタイム視聴しているんだなぁという実感。天空の城ラピュタだけが特異なケースなのかもしれませんが、「みんなが、今、同じ番組をみている」という感覚を改めて確かめることができたような気がします。この辺りのエントリでも触れたことですが、テレビの時間を共有しているというメディア価値を再度考えてみたいと思った次第です。

そういえば、2005年にちょっと話題をよんだトピックに以下のようなものがありました。

企業の広告・宣伝手法は、マスメディアから個別対応のITメディアへ

確かに、テレビの広告売上は、昨年こそ6年ぶりに前年実績を上回ったとのことでしたが、リアルタイム視聴の習慣がなくなっていけば厳しい状況が続くだろうと言われていましたし、実際にそうなのではないかと思います。ただ、テレビをリアルタイム視聴するという習慣は、思った以上に根強いのではないかと。

大きな変化のまっただ中にあることは確かなので、現状を見据えつつ、変化を追いかけていく必要があるのだと改めて考えました。変化を追いかけすぎて現状認識が甘くなったり、現状に固執するあまり変化に疎くなったり、そんなことがないようにしなくてはと。