コンテンツ課金?

アップルと出版社、「iPad」の雑誌と新聞コンテンツ提供で交渉難航か–英報道(CNETJapan)

最近、新聞業界界隈では「コンテンツ課金」が旬な話題だったりします。ネット上にコンテンツを流しトラフィックを稼いでも、単純に広告モデルが成り立つほど甘いものではなかった、という反省もあって、「情報は無料ではない、情報収集にもお金がかかっているのだ」という理屈で巻き返しをはかろうとしているのです。これは、国内だけではなく海外でも。

スマートフォンや、AmazonKindle、ipadといったデバイスは、この流れに勢いをつけるのは間違いないのですが、何か、発想の起点がずれているような気がしてなりません。冒頭で引用したトピックも、そのずれが根底にあるのではないかと、、、

これからの情報ビジネス(メディアビジネス)は、これまで通りのコンテンツをこれまでの感覚でパッケージングし、単純に配信する先のデバイスを多様化させることで成り立つほど簡単なものではないはずです。それこそ、顧客情報をメディア側が管理するのか否かというような、既存のメディアビジネスの常識を壊すところからリスタートする必要があるのではないでしょうか。

その起点となるのが、質の高いコンテンツ(現状どうかは別として、、、)であることは疑わないのですが、そのコンテンツを売るという単純な発想ではなく、コンテンツ配信の仕組みまで含めてビジネスとして成り立たせる、という視点が重要なのだと思います。当たり前の話なのですが、、、