Facebook Places

ここ最近、ウェブサービス周辺では「位置情報」「ジオタグ」「ジオメディア」というキーワードが目白押しです。私も少し前から、あちこちのミーティングで「位置情報」という言葉を使わなかったことはないと言っていいほどで、これからのメディアづくりに必要不可欠なファクターであることを、改めて考えさせられます。

でも、よくよくサービスの中身を見てみると、情報にジオタグが付加されただけの、ひと昔前のジオメディア系サービスもまだまだあります。それで情報価値を創出できるのであれば、それはそれで全く否定するべきものではないと思いますが、今起こっているムーブメントは、人や移動体がもつ位置情報と、情報に付加された位置情報のマッチング、さらにはソーシャルグラフ内でのシェアというところにポイントがあるようです。デバイスの進化、ウェブサービスの進化がもたらした、新しいムーブメントと言ってもよいかもしれません。

関連する旬なトピックは、この辺りでしょうか。

・「再来週までは言えない」–ミクシィ、位置情報サービスまもなくか(cnetJapan)
・ライブドア、位置情報共有サービス「ロケタッチ」のiPhoneアプリ版を提供(JapanInternetcom)
・ シリウステクノロジーズ、ヤフー傘下に(Markezine)

Googleニュースとかで検索してみても、まだまだ山ほどありますね。
そんな中で、このエントリを書くきっかけになったのが、この記事。

Facebook Placesの影響–チェックインビジネスの岐路(cnetJapan)

この記事の中では、先行するFoursquareなどとの差別化を、

Facebook Placesの登場は、ロケーションベースサービス市場におけるレトリックの変化を示すものだ。というのも、Facebookはジオロケーションを永続性や記憶と結びつけることを声高に宣言しており、FoursquareやGowallaのように刺激的な即時性(「友達が今やっていることをリアルタイムで確認」)を喧伝しているわけではないからだ。

と書かれています。

なんだか、分かるような分からないような言い回しだけど、人や人のつながりがベースにあって、そこにメタ情報としてジオタグがオンするというようなイメージなのでしょうか。

いずれにせよ、ジオメディア周辺からは、しばらく目が離せないようです。

ちなみに、私の住む佐賀県が誇る「有明佐賀空港」では、Foursquareの2度目のチェックインでメイヤーになることができました。最近、行く機会の多い「静岡駅」では、ロケタッチ2度目のタッチでリーダーになることができました。地域とジオメディアって、パッと見相性がいいようだけど、まだまだこれから、課題も多いなぁと、、、

企画屋としては、ここが腕の見せ所なんだけど(笑)