地方発スマートフォンアプリ
随分前に下書きしていたものですが、1ヶ月ぶりのリハビリ投稿としてアップしておきます。
紹介するのは、地方発のスマートフォンアプリを2つ。決してアプリとしての完成度が高いわけではないのですが、じんわりと良さが伝わってくるんです。この手のアプリをコレクションしてみてもいいかも、と思うくらい。 続きを読む
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随分前に下書きしていたものですが、1ヶ月ぶりのリハビリ投稿としてアップしておきます。
紹介するのは、地方発のスマートフォンアプリを2つ。決してアプリとしての完成度が高いわけではないのですが、じんわりと良さが伝わってくるんです。この手のアプリをコレクションしてみてもいいかも、と思うくらい。 続きを読む
12月3日、佐賀市富士町で開かれた地域づくりフォーラムin富士町に参加しました。前半は、森本佐賀県CIOのご講演。徳島県上勝町のいろどり事業のことなど、地元富士町からの報告や、後半のパネリストからのライトニングを交えお話されました。 続きを読む
最近、地域情報化関連のイベント等でお話をさせていただく際、必ず「情報には向きがある」という話をするようにしています。一言で言うと、情報を消費する市場とターゲットを考えて情報発信をデザインしましょう、ということです。一見、至極当然のことなのですが、案外このデザインができていなくて情報の効果的なリーチが図れていないケースが多いように感じます。この部分の検証は、地域メディアの展開を考える上では、重要な要素になるのではないでしょうか。
インターネットを介さない旧来型メディアの場合、ローカルニュースや生活情報といった地域情報は、地元で収集、編集され、地域内で消費されることが多かったのではないでしょうか。それを、ウェブ上にそのまま展開し、これまでのターゲットコンシューマに到達させるというモデルも確かに手段としてはあってもいいし否定もしません。ただ、ウェブ上のローカル情報を地域内の人が探しているかというと、決してそうではないはずです。実際に、地方新聞社のウェブサイトを訪れる人の半数近くは県外からのアクセスですし、閉鎖性の高いコミュニティサイトでさえ、かなり多くの県外からの参加者がいたりします。当然、リアルな地域活動をベースにした地域SNSなどは、この限りではないとは思いますが、オープンなコンテンツほどこの傾向は強いのではないかと思います。
であれば、そういった新たなユーザ層を十分意識した上で、情報を展開する必要があるのではないでしょうか。
例えば、私が住む佐賀市のニュースや生活情報を発信しようとした場合、佐賀市内に住む人向け、佐賀市出身の方向け、これから佐賀市に住む人向け、佐賀市に仕事や観光で来る人向けなどで、消費される情報は全く違います。また、そのシチュエーションによって情報受信環境も違います。さらに、シチュエーション以外にも、ユーザのデモグラフィックによっても状況が変わってくるでしょう。この辺りの整理を上手くやった上で、情報発信をデザインする必要性を切に感じています。
そして、これは何も紙媒体とかデジタルメディアとかの手段や既存の枠組みで分けて考えるものでもなく、情報受信者(ユーザ)を起点として、リビルドしていくべきものなのではないかと思います。ただ前述の通り、まだ地域の情報は、デバイスやメディアの進化に伴った上手い整理ができていません。これを誰が担っていくのか、それが、これから地域メディア(広義でのメディアです)に求められるポイントなのではないでしょうか。
ひとつ前のエントリでも書きましたが、2月20日(土)、西千葉で開かれた「地域SNS全国フォーラムin千葉」に参加してきました。
分科会で私が与えられたテーマは「地域における新しいツールとビジネスの関係」。冒頭のプレゼンで、手嶋屋の手嶋さんが「SNSやるならちゃんと儲からなきゃ」という問題提起をされ、寄付やECなどいくつかの具体的方法を提案されました。それに続いて私は、SNSというかソーシャルメディアの特性を使ったクロスメディアプロモーションの事例をいくつか紹介し、プランニングのキモは、、、というような話をさせていただきました。
こういった類いのパネルや、講演をお引き受けすると、必ず出る質問に「で、SNSって儲かりまっか?」というのがあります。実際、地域SNSというカテゴリに分類される多くのサービスが、行政からの助成金で成り立っていたり、別のビジネスがあった上で、その付加価値を高めるために運用されていたりするので、単体で成り立つのは至難の業なのだと思います。実際、広告ベースで頑張っていらっしゃるところも稀にあるみたいですが。
そもそも、地域でSNSが展開される場合、「コミュニケーションの活性化」というのを大命題として掲げられることが多いようです。コミュニケーションを活性化し、これまでに出会う機会のなかった人たちがつながることで、街が元気になるんだという主旨で、しばしば「協働」などといったキーワードとともに語られます。
ただ、度々寄せられる「儲かりまっか?」の質問には、それが市場、マーケットの活性化につながりますか?という意味が込められているのだと思います。ただ、それがまだまだ未開のフィールドだからこそ、地域においては、SNSをはじめとするソーシャルメディア単体でのビジネスが成り立っていないのでしょう。これには、2つの原因が絡んでいるように思います。
1つは、まだウェブ上での文字を中心としたコミュニケーションスタイルが浸透していないこと。最近は、Twitterブームなどもあり、この手のツールが爆発的に普及している印象がありますが、実はまだ「キャズムを越える」までには至っていないのではないかと思います(データを持っているわけではないので、あくまで私周辺を見渡した感覚的なものです)。当然母集団をどこに見るかによって変わるとは思いますが、、、いずれにせよ、コミュニケーション手段としては、携帯電話ほど普及しているような状況ではなく市場の規模も小さいので、まだビジネスモデルを描くことが厳しいのかもしれません。
2つ目は、地方における広告ビジネスやプロモーションの手法が、まだ旧来型モデルが中心だと言うことです。要は、そういったメディアや広告の業界が、ツールの進化に十分についていけずにいるということです。それでビジネスとして成り立っているから進化の必要もないのかもしれませんし、新たな市場を拓くリスクも負わないのかもしれません。また市場が小さく、新興勢力が次々に生まれ育つような土壌がないということも、新たな市場開拓の鈍化につながっているのかもしれません。
こんな中で、ソーシャルメディアを使ってメディアビジネスを成り立たせていくにはどうすればいいのでしょう。
まずは、中長期的な視点から、メディアとしてのグランドデザインを描く必要があります。確かにSNSは地域活性化の可能性を秘めた道具ですが、導入することが目的化してしまうと本末転倒になります。導入後、どういった場面で、誰をコアに利活用促進していくのか。その「場」で生まれたコミュニケーションから、どういった情報価値を生み出し、どういったアウトプットをしていくのか。その「場」の機能と媒体特性をいかし、足りないものを他で補いながら、どう市場活性化につなげていくのか(儲かるか)。当たり前のことばかりなのですが、メディアビジネスでは、そういったことを描きながら、ある意味大いなる妄想を広げておく必要があると思うのです。
SNSは、地域メディアと相性がいい道具であるという考えは以前と変わりませんが、その周りにある既存のメディア、既存の情報、あるいは既存のリアルなコミュニティとどう組み合わせるかを描くことが、ビジネスとしてのポテンシャルも最大化するポイントなのだと、フォーラム参加を機に改めて考えた次第です。
12月4日(金)に開かれる、地域情報化フォーラム2009に登壇させていただきます。主催は、日本経済新聞社、日経デジタルコア、CANフォーラム、会場は、大手町の日経カンファレンスルームです。
私は、15:20からのセッション「地域メディアがマスメディアを越える」を、ジュピターテレコムの若林さんと一緒に務めさせていただきます。若林さんとご一緒するのは初めてなのですが、このブログでも以前書いたように、ジュピターテレコムの地域メディア戦略には興味と可能性(恐ろしさかな、、、)を感じていたので、ご一緒できるのがとても楽しみです。
で、何をおしゃべりするかを、今考えています。
「新聞社によるソーシャルメディア活用事例」というのがサブテーマなので、地方紙×SNSのポテンシャルを語ろうと思っていたのですが、最近、どうも心境の変化があったのか、「地方紙×SNS」という切り口でスムーズにお話ができない自分がいたりします。地方紙の将来をどう描くか、を真ん中に据えると、どうも自身の思考が、途中で破綻してしまうというか、、、
この辺りの悩みをどう表現するかを、あと2日間悩んで、当日のパネルで表現してみようかと思います(笑)もしよろしかったら、私の深い悩みにおつきあいください。
フォーラムの詳細はこちらでご確認ください。
http://www.nikkeidigitalcore.jp/archives/2009/12/200912.html
ひとつ前のエントリで予告したとおり、「地域メディアを再構築しよう!米子合宿」に参加してきました。
私は、「地域を取り込むデジタル戦略」というコマで、少しだけお話をさせていただきました。使用したスライドは、このブログ内にアップしているので、気が向かれた方はご覧ください。ご質問、ご意見などもいただけるとありがたいです。(こちらに)
さて今回の合宿、「自身の立ち位置の再構築」というテーマを掲げたのですが、再構築とは行かないまでも、自分が何を再構築しようとしているのかが明確になった気がしています。それは、ひと言でいうと、既存の、地域内における情報流通の枠組みの再構築ということになるのかもしれません。新聞(地方紙)、ローカル局、CATV、フリーペーパー、そしてウェブサービスを活用した取り組み、どれも情報の媒介役としての「メディア」なのですが、どういうわけか、マスメディアと地域メディアとか、デジタルメディアと既存メディアみたいな二極構造で語られてしまいがちです。実は、この観点こそ再構築が必要なのかもしれません。
次世代の地域に必要不可欠なメディアを考えるときに、「地方紙こそ、、、」「地域SNSが、、、」「デジタル放送で、、、」と、既存の枠組みをベースに論議していること自体、ユーザオリエンテッドではないのだなぁ、と。
Googleさん曰く、「ユーザに焦点を絞れば結果は自然についてくる」、のだそうです。
【参考リンク】
「地域メディアを再構築しよう」米子合宿に参加中(ガ島通信)
開催報告「地域メディアを再構築しよう!米子合宿」(地域SNS研究会)
「地域メディアを再構築しよう!」米子合宿(今日も何かを忘れたようだ)
重み増す地域メディアの役割と意義・米子で合宿討論会(日経メディアラボ)
8月21日、22日の2日間、鳥取県米子市で開かれる「地域メディアを再構築しよう!」米子合宿に参加させていただくことになりました。この合宿の趣旨は、主催の中海テレビ放送さんのウェブサイトから引用させていただくと、以下の通りです。
地域におけるメディア・・・というと、地方新聞社と地方民放テレビ局が代表格でした。しかし、インターネットの普及と通信と放送の融合(たとえばIPテレビ)などが、その基盤を脅かしています。今後、生き残っていく地域メディアの形はどのようなものか・・・それを多角的な視点から探るのが、今回の合宿の目的です。
セッション内容などは、公式サイトに詳しいのでそちらをご参照ください。
今回、私は、「地域を取り込むデジタル戦略」というセッションで、少しだけお話をさせていただくことになっています。
これまでの、こういう会のパターンだと、「なぜ地方新聞社がSNSをやろうと思ったのか、、、」とか「クロスメディア系の広告はどんな展開をしているのか、、、」とか、そんなお話をする機会が多かったのですが、今回は少し趣向を変えてみようかと、今更ながら思っています。ということは、しゃべる内容がまだ決まってないということだったりもするのですが。
最近、強く感じているのは、「これからの地方紙はほげほげ」「これからのローカル局はほげほげ」という、既存の枠組みを前提にした近未来のローカルメディア論がどこまで意味を持つのか、という疑問です。私も正直なところ、2005年頃は、これからの地方新聞社はどうあるべきか、とか、新聞ジャーナリズムの将来は、とか考えていたのですが、ここのところ少し視点が変わってきています。それは、、、というところをお話しようかと、そんなことを考えてたりします。
もういい加減、新聞、テレビのダメ出しと、もがき苦しむ中の人、という構図に飽きてきたので、そんな自分の立ち位置こそ再構築すべきだな、と思った次第です。
では、米子でお会いしましょう。
会えない方向けには、Twitterで主観も交えてつぶやきます(笑)