木曜日, 2月 5th, 2009
NHKがケータイにニュース配信–2月から要約記事を無料で(CNETJapan)
NHKの携帯向けニュース配信に日本新聞協会が中止を要請(CNETJapan)
NHK情報ネットワーク、ニュースを配信する有料モバイルサイトを新設(MarkeZine)
こういった話題の周辺には、放送法だとか、NHKとはどういった立ち位置にあるべきメディアなのかだとか、何かと難解な論議も多いと思います。
新聞協会の「本音」はよく分かるし、この議論が無意味だと言い切るつもりもありません。ただ、このところ数ヶ月の、情報流通とその対価に関するトピックを整理していくと、今回突っ込むべきところはここではないのでは、と首をひねってしまいます。
むしろ、インターネット上に流れるニュースコンテンツのうち、何が無料で、もし課金という形でユーザーに対価を求めることができるとしたら、どういうパターンが考えられるのか、無料と有料の差別化のポイントはどこか、などといった、実は当たり前のことを再認識するいいきっかけにすべきなのではないでしょうか。
ただ、そこに読者、ユーザーが不在なのが、一番の問題なのかもしれません。
一ユーザーとして言わせてもらえば、私にとってニュースコンテンツは、NHKであろうがTBSであろうが、全国紙であろうが、地方紙であろうが、あまり関係ありません。欲しいと思った情報が、上手く整理され、小気味よくパッケージングされていればそれでいいのです。もっと知りたいと思えば対価を払うし、代わりに同等の無料コンテンツがあればそこに落ち着きます。
そんな中で、既存メディアには、どうやって求められる「役割」を研ぎ澄まし、情報の媒介としての価値を高めていくのか、また、コアコンピタンスを活かしながら再構築を図っていくのかが求められているのだと思います。
脅威の排除という構図は、繰り返せば繰り返すほどユーザー離れを加速させるだけ、のような気がしてなりません。
これから読もうと思っている、情報革命バブルの崩壊 (文春新書)
には、この辺りのヒントが書かれているのかな、と期待しています。
Tags: media, mobile, NHK, 新聞, 新聞協会
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水曜日, 6月 11th, 2008
秋葉原の無差別殺傷事件から3日が過ぎました。マスコミは、連日事件を詳報し、容疑者のバックボーンを報じています。また、ネット上でも、現場の惨状を記したブログエントリーや様々なコラムがアップされ、事件が社会に与えた衝撃の大きさを物語っています。まずは、お亡くなりになった皆さんのご冥福を心よりお祈りしたいと思います。
この事件でも、マスコミが注目し連日報道するのが、容疑者のネット上掲示板への書き込みです。凶器となったナイフを探したのもネットだったと、事件の背景にいかに「ネット」が深く関わっていたかが語られています。また最近は、この事件に関わらず、多くの事件報道で「ネット上で・・・」という話題がクローズアップされるケースが多いように思います。
ところで、話は変わるのですが、先日のINTERNETWatchに『日本新聞協会、“青少年ネット規制法案”について懸念表明』という記事がありました。青少年の成長に悪影響を及ぼすコンテンツに規制をかける法律は、表現の自由に反するのでは・・・というのが懸念の主旨のようです。ただ、法規制vs表現の自由という構図で議論をしたところで、実りのある結果を生むように思えないのは私だけでしょうか。決して無駄な論議ではないのですが、実情に即していない感が拭えないのです。
同じくINTERNETWatchに『ニフティ、小学校で「情報モラル教育」の授業』という記事がありました。インターネットは道具です。道具は正しい使い方を知らないと恐ろしい結果を生みかねません。それを、規制という観点からだけでなく、教育という観点で地道に行う姿勢には敬意を表したいと思います。
凶悪犯罪⇒インターネット⇒有害コンテンツ⇒法規制というベクトルが、インターネットの道具としての可能性までを摘んでしまうことは好ましくないのではないのでしょうか。もっと、全てにおいてことの本質を考えたいものです。最近のマスコミ報道を眺めていると、そういう危うさを感じます。
Tags: ニフティ, 新聞協会, 青少年ネット規制法案
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