地域づくりフォーラムin富士町に参加しました

12月3日、佐賀市富士町で開かれた地域づくりフォーラムin富士町に参加しました。前半は、森本佐賀県CIOのご講演。徳島県上勝町のいろどり事業のことなど、地元富士町からの報告や、後半のパネリストからのライトニングを交えお話されました。

後半は、パネルディスカッション。森本CIOがコーディネータを務められ、地元で農業を営む水田強さん、はちきんネットの川村晶子さん、勝屋久さん、本荘修二さん、渡邊竜一さんがパネリストとして登壇されました。みなさんフランクにお話をされ、とてもわかりやすく地域活性化の「キモ」をまとめられました。

その中で、印象深いお話がいくつかあったので、メモしておきます。

これまでは、自分たちの活動について、なかなか情報の発信ができなかったが、ふじねっと(※)ができたおかげで、ブログなどで簡単に情報発信できることがわかった(水田さん)

※ふじねっと…佐賀市富士町の情報化ビレッジ形成プロジェクトを推進するチーム。詳細はこの辺りで。

地方にいくと「うちの町には、何も無いんですよ〜」と言われることが多い。でも、「何もないけど何かある」というキーワードを大事にしている(渡邊さん)

人を育てることをすべてのベースに(川村さん)

地域活性化には、風の人と土の人が必要。風の人とは、マーケティングなどに基づく分析で外からアドバイスする人。土の人は、地元に根づいて、一緒に活動するような人(渡邊さん)

メディア、ICTを上手く活用して、地域住民の「納得値(地域活性化策に対する)」を高めることが大事(渡邊さん)

一人ひとりがパワースポット化計画(?)(本荘さん)

緩やかな女性のつながりは、地域活性化の原動力(本荘さん)

ちなみに、このフォーラムは、Ustreamで公開されていますので、関心のある方はぜひ御覧ください。

地域活性化、地域情報化といったキーワードは、自分の周辺では聞かない日はないくらい飛び交っています。ただ、どこかで、行政の過度な関与や、一部のアーリーアダプターだけでの盛り上がりになってしまっているケースがあるのではないかなど、正直しっくりときていない部分もあります。その辺りを、自分自身、どう咀嚼してくべきなのか、少し時間をかけて考えていきたいと思っています。