古きものが死に瀕している。でも誰も来るべきものを明確に見出せない。それがテサラック。

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リスタート

水曜日, 3月 22nd, 2006

新しくなった「テサラックのあいだ」にようこそ。
このたび、04年12月末にスタートした「テサラックのあいだ」と05年10月にスタートした「テサラック・メモ」、2つのブログを統合し、ここでリスタートすることにしました。

夜な夜な、構築、データ移行作業を行っていたのですが、MTのプラグイン導入、テンプレートの作成、おまけに、ようやく移行ができたと思ったら今度はサーバエラーがでるし…ほんと四苦八苦でした。
しかし、ネット上にはMT導入のトラブルに関して、懇切丁寧に対応策を示していただいているサイトも多く、随分と助けられました。特に、小粋空間さんには、テンプレートもお借りしましたし、トラブル対応でもかなりお世話になりました。この場を借りて御礼申し上げます。

さて、もうじき3月も終わり、私の周辺でも色々な新しい「年度」が始まります。
このブログも、心機一転、もっと鋭いエントリを…とはいかないかもしれませんが、せめてエントリの回数くらい多めにしていこうか、などと考えております。

今後とも、お付き合いの程、よろしくお願いします。

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テサラックとは

火曜日, 1月 4th, 2005

このブログタイトルにも使った「テサラック」とは、アメリカの詩人、シェル・シルヴァスタインがある時期を称したもの。その時期とは、古きものが死に瀕しているが、誰も来るべきものを明確に見出せない時期のことだそうだ。

私は、最近マーケティング関連の本を読むことが多い。年末にも数冊の本を購入したが、その一冊が、ジョセフ・ボイエットとジミー・ボイエット著の「カリスマに学ぶマーケティング(日本経済新聞社)」だ。監訳は早稲田大学の恩蔵教授。新しいマーケティングの情報が効率よく詰め込まれた書籍で、読み進めている最中だ。この本の冒頭部分で「テサラック」という言葉に出会った。

この本を読み出して、まずはシェル・シルヴァスタインという名前に目がとまった。彼の書いた絵本「ぼくを探しに」「ビッグオーとの出会い」を10数年前にたまたま購入したことがあったからだ。読み進めると、マーケティングのカリスマデービッド・ルイスとダレン・ブリッジャーが著書の中で彼の言葉を引用、マーケティングが抜本的な改革に苦しんでいる姿を、まさにシルヴァスタインが称したテサラック期だと表現していることを知った。さらに、ルイスとブリッジャーは、

テサラックを経ると社会に変化が起きる。その変化はあまりにも激しく、この「時間の壁」のこちら側で誕生した者にはテサラック以前の世の中がどのようなものであったか、決して理解できないだろう。

と評し、いかにこの時期が重大で深刻な時期であるかを説いている。

たまたまこの書籍では、マーケティングがこの時期にさしかかっていると書いてあるが、他にも当てはまるジャンルは多いように思う。特に、私が所属する業界をはじめ、ニュースや情報を発信する世界は、まさにこのテサラック期に足を突っ込んでいる。月並みな言い方になるが、ITの台頭は想像をはるかに超えたスピードで、長年続いてきたメディアの基礎を侵食しつつある。最近このことを痛感している。更に業界内でもデジタルデバイドが進み、どの方向が正解かを導き出すことが困難な状況に陥っているように思える。まさにテサラック期だ。

しかしながら、手を拱いてばかりはいられない。私は、この時期を有意義にさまよう手段の一つとしてウェブログは面白いと思う。はじめのエントリーでも書いたように、参加型ジャーナリズムがどうだ、といわれてもなかなか明快に答えることはできないが、その可能性に触れれるだけでも大変意義深い。

つい最近、AMA(米国マーケティング協会)が19年ぶりにマーケティングの定義を改定した。私たちも根っこの部分の改革を迫られている。変わるべきことと、守るべきことを見極める、ここがそんなヒントを拾える場になれば、と思う。

はじめに

水曜日, 12月 29th, 2004

ネットレイティングスのリリースによると、2004年のウェブ利用を牽引したのは、「ブログ」「ブロドラ」「ベースボール」の「3つのB」だったらしい。確かにブログ利用者数の増え方はすごい。私も、以前に3ヶ月ほど、某検索エンジン系のブログを利用したが、そのトップページにある登録者数は、日々ものすごいペースで増えていった。自分の考えや思いを、これほどの人が発信したがっているという現状に、ブログ開設当初は多少戸惑いもあったが、片足を突っ込んでみると、その魅力や可能性は十分に堪能できた。

私は、とある新聞社で働いている。といっても記者ではないので、ブログ上でよく語られるネットジャーナリズムについては、それほど気の効いたエントリーはできないと思う。しかしながら、これほど旬な空間に、旬な時期に関わりたくてたまらないという好奇心と、なにかしら新聞に欠けているものがここで見つけることができるかも、との一心でこのブログを開くことにした。

過去に開いたブログでは、情報を発信する事の難しさと責任を痛感することが多々あった。それに、アクセスが増えれば増えるほど、エントリーすることが恐ろしくなるし、一方エントリーしなければという強迫観念にも駆られる。そんなとてつもないプレッシャーを感じることも多かった。それでもまた、性懲りもなくブログを開きたくなるから不思議だ。

ブログ上で繰り広げられる有意義な議論や、興味深いエントリーをただ眺めるだけではなく、ここに身を置くことで、もっともっと体感していきたい。