地域SNS全国フォーラムin佐賀
今年の2月、横浜で開かれた第2回フォーラムには、私も参加させていただき、簡単なレポートを書きました。そして、縁あって10月17日、18日の2日間、第3回目のフォーラムを佐賀で開催、九州内の地域SNS等で主催させていただくことになりました。詳細はこちら
2004年にSNSを知り、2005年、SNSにどっぷりとハマって、2006年には自社でサービスをスタート。約2年が経つこの時期に、全国フォーラムを地元でできることを、素直に喜んでいます。色々な意味で、苦労も多いですが・・・(笑)
ただ、ここ数年で、SNS周り、いやもっと大きな目線で言うとウェブ2.0の潮流の中で生まれ注目されたサービスの中には、マネタイズの機会を伺いながら廃れていったサービスも多々ありました。素晴らしいコンセプトのサービスなのに、運営側の思惑が空回りして上手くいかないケースも多かったように感じます。そして、これはSNSも例外ではありません。
今回のフォーラムでは、地域SNS万能論ではなく、あえて、今の「地域SNS」と呼ばれる括りに、アンチテーゼを投げかける試みが必要なのかもしれません。その上で、新たな地域メディアに育てるために何が必要なのかといったヒントが探り出せれば、と思います。
最近、色々なウェブサービスを見ていて、「そこに人の営み、生業」といった観点があるか、どんな人がどういうシチュエーションで使って満足や幸せを感じられるか、ということが気になります。
このフォーラムを機に、地域SNSに関しても、少しそういった視点で振り返ってみたいと思います。
Google News Archive
Googleが、米国の複数の新聞社との連携で、新聞記事のデジタルコピー検索ができるサービス「Google News Archive Search」を発表しました。
公式ブログ
グーグル、「Google News Archive」に新機能–過去の新聞記事を検索閲覧可能に(CNETJapan)
新聞の過去記事をアーカイブ化する試みは、アナログの時代から、縮刷版やマイクロフィルムという手法がありました。そのうち、新聞記事をデジタルコンテンツ化し、検索ができるようにするという試みが、国内の新聞社でも行われるようになりました。ただ、今考えると、このプロセスにインターネット爆発的普及というバックボーンと明確な理念がなかったし、業界組織の軋轢もあり縮小こそすれど、発展させるベクトルは働かなかったように感じます。
現在、国内の新聞記事検索といえば、パーマリンクで記事公開する新聞社が少ない中では、日経テレコン21やG-searchといった有料サービスが主流です。独自に課金モデルを構築する新聞社もあるようですが、これが事業として成り立っているという話は、まだ聞いたことがありません。そういった意味では、某地方紙(笑)のような、紙面発表されるパスワードによる認証型の無料記事検索は貴重な存在かもしれません(パスワードは掲示板などで流通してるし・・・)。
ただ、今回のGoogleNewsArchiveには、Googleがいつも繰り返すミッションに添った、しっかりした理念があります。コンシューマの利便性が著しく向上することは明快ですし、何より、アナログからデジタル変換したコンテンツを、膨大なスケールで時系列に整理することの意義は、大げさにいうと人類の資産としても価値あることでしょう。媒体社側にしてみれば、トラフィック増大による広告モデル、世界一の広告会社Googleとのレベニューシェアというメリットが生じるのでしょうか。費用対効果のほどは分かりませんが。
こういったサービスが出てくる中で、国内の新聞は、どういった戦略で舵をきればいいのでしょう。ペーパーメディアビジネスとの兼ね合い、カニバリゼーションをいかにして乗り超えるのでしょうか。会員制や課金といった閉じたモデルでコンテンツのばら売りをするのか、それともグローバルな流れの中で大きく舵をきり、全く新しいビジネスを追求していくのか・・・。
いずれにせよ、「情報」の周辺環境を正しく認識し、どのスキルが使えて、どれが廃れていくのかを、一刻も早く見極める必要があります。新聞の機能のどこに、コンシューマが対価を払っているのか、GoogleNewsArchiveのような潮流とどこで差別化を図ればいいのか、今一度考え直す時だと思います。
心を入れかえて再出発(笑)
エントリが1ヶ月あいてしまいました。書きたいことがないわけではないし、ここしばらく話題には事欠かないはずなのですが・・・。
その一つの原因は、書く場所が増え続けているということでしょうか。
ブログを書くようになって4年、SNSにどっぷり浸かった時期もあれば、今はマイクロブログ、TwitterとかTimelogで結構満足していたり、そんな感じなのです。それでいて、久しぶりに見ていてミクシィの機能の充実ぶりと、友人のアクティブ率を見ながら、ここもやはり欠かせないコミュニケーションツールだなぁと思ってみたり。
ただ、自分自身の考えてきたことを、ログとして振り返る場合、やはりこのブログだったりします。
最近、あちらこちらでウェブとマスメディアというようなお話をさせていただく機会があるのですが、そのときに振り返る場所、プレゼンシートに盛り込むネタは、やはりこのブログをさかのぼって探すことが多いです。それは、ミクシィ日記でもTwitterでもない、さらにはSBMのメモとかでもないことに気づきます。
ずっと前に、MPS(マス⇒パーソナル⇒ソーシャル)の法則 というエントリを書いたことがあります。メディアを大きく、対不特定多数としてのマス、対個人としてのパーソナル、 対特定集団としてのソーシャルと分けて考えると、それらはマス⇒パーソナル⇒ソーシャル⇒マスの順に進化していくという荒っぽい仮説です。
ブログはメディアとしてのポテンシャルはマスだけど、ほとんどの場合、限られた数人が読んではコメントやTBでつながるソーシャルの色合いが濃いメディアだと思います。ただ、「メディアの主体」から考えると、ここは「個」が強く主張されるメディアであり、自分から外に向かうベクトルと、自分に向かってくるベクトルが集積するパーソナルプラットフォームと考えることができるのかもしれません。だから、自分の考えてきたことを振り返るときにはブログを開くのでしょうか。
ということは、ブログで、急に毎日書き始めるとか、スキンが変るとかの変化があったときには、「個」の心境に大きな変化があったときかもしれません(笑)
という、回りくどいどうでもいいことを書き連ねましたが、このエントリを、何度目かの再出発宣言とさせていただきます。
